サンティアゴ巡礼:32日目(後半15日目)
ラス・エレーリアスからオ・セプレイロ8.2キロ
今日は山越え。って言うか、山頂までの行程です。登り苦手なんだも〜ん。
朝6時半の部屋の窓から。
朝食食べて8時25分出発です。
さすがに今日は荷物をトランスポートする人が多い。
登る、登る。
歩きはこちら、
自転車はこちら。
登り厳しいなぁ。
1時間くらいで山間の村へ。
牛を飼っている家が多いので、山道はう◯こだらけ。
後ろからカポカポ音が聞こえる。
馬カミーノ です。
木立を抜けて、山の上の方まで登ってきました。
次の村に着く頃に、またカポカポ。
ジュースで休憩。生きかえる。
とうとうゴールのサンティアゴ・デ・コンポステーラのある、ガリシア州に入ったようです。
残りは160キロ
着きました〜。オ・セプレイロ!
サンタ・マリア・ラ・レアル教会で、毎日19時から、フランシスコ会の修道士さんによるペリグリーノのためのミサがあり、最後にペリグリーノの儀式が行われます。参加者全員の国を聞き、石を授けてくれます。
カミーノ 巡礼のゴールはもうすぐです。自国へ帰ってから、また新たなカミーノ(人生のカミーノ)があなたを待っていますよっていう、送り出しの儀式です。参加した人の一体感を感じる素敵な儀式でした。アジアの巡礼者はほとんどがコリアンだけれど、教会には日本語訳の聖書も置いてありました。
今日のお宿
お宿のレストランでプルポ(タコのガリシア風)を頂きました14€。タコって食べない国多いけど、このガリシア州の名物料理。美味しい!・・・けれど多いなぁ。
オ・セプレイロ
「Venta Celta」
46€
古めの設備だけれどバスタブもあり、まあまあ。咳がすごく出るので、ちょっと高いなと思いながら個室に泊まりました。硬めのベッドがよく眠れた。
サンティアゴ巡礼:31日目(後半14日目)
トラバデーロからラス・エレーリアス12.2キロ
今日は後半の難所、セプレイロの峠越えを控え、手前の村までの短いウォーキングです。前半は何日か休息日を設けていましたが、後半はまだ1日も休んでいない。ある意味今日はリラックスデーですね。
お宿のご主人と看板ニャンコ。彼女の作る料理が絶品!
朝食はトーストにフレッシュトマトとオリーブオイルをのせたもの。旨し!
8時40分スタート。
今日も暑くなりそうです。
1時間半ほど歩いて小休止。
今日も天気は快晴。気持ちがイイです!
明日は前方のあの山を越えるのかなぁ?
3時間ほどで今日はウォーキング終了です。でも、ちょっとずつ登っているし、やっぱり暑いです。登りは苦手。明日は大丈夫かしら?
本日のお宿に到着。
階段の壁に世界各国の歓迎の言葉が。もちろん
ようこそ!何だか嬉しいな。
今日も個室ですごーく快適!
ポプラの綿毛にやられているのか、咳がすごく出る。ドミトリーだとちょっと迷惑かなぁと思うし、個室だと気が楽ですね。
のんびりと過ごして、ディナーもお宿で。
優しいお味の野菜スープに
ポークリブ!それとスッキリ白ワイン!
今日もご馳走さまでした!
ラス エレーリアス
「Casa Do Ferreiro-La Fragua」
38€ ディナー10€
スタッフがみんなとてもフレンドリーで親切。シャワーがすごく使いやすいしキレイ。窓からの景色も良い。この宿すごいおススメ。
サンティアゴ巡礼:30日目(後半13日目)
カカベロスからトラバデーロ18.1キロ
4人部屋に3人という、快適な一夜を過ごした朝、男性は5時半に、かずえさんは6時に出発。1人ぽつんと残されました。日中の気温が高くなってきているので、暑いのが苦手で、サンライズが見たいかずえさんは早く出発すると言っていました。私もちょっと早めの7時に出発。
カカベロスの朝
葡萄畑が広がる丘を歩きます。
丘の上の一軒家
りんごを齧りながら歩く。
2時間くらいで中間地点のまちに。
カフェで休憩
ここから山の方の景色の良い道を進むつもりだったけど、間違えて車道沿いの道に進んでしまいました。残念。でも車道と並行して、キレイな川が流れていたので良しとしよう。
今日は距離があまりないのに早く歩き始めたので、のんびりと歌などうたいながら歩きました。
次の村、壁の花が綺麗なバルで
おじさんのリュック、m&m'sのキャラだ。
そして、トラバデーロに到着です。
お宿のチェックインが2時からなので、
バルで軽くランチ
本日のお宿です。食事が美味しいと評判の宿。
バスルームは共同だけれど個室です。洗面台は個室内にあるのが何かと便利。
何があるわけでもない、静か〜な山間の村。
教会だけ見に行き、お部屋でゆっくり休みました。
ディナーは
カレーです!これめちゃくちゃ旨い!「コリアンダー(パクチー)は入れても大丈夫?」と好みも聞いてくれました。勿論入れましたけど。
久しぶりの本格カレーに、まさかのスペインで出会えるとは・・・!
他にも、ブリトーやコリアンヌードルなど、多国籍なメニューがありましたよ。噂どおりの旨い宿です。
トラバデーロ
「El Puente Pelegrino」
30€ ランドリー4€ ディナー7.5€
清潔で快適。食事が最高!お姉さんが優しくて親切。
サンティアゴ巡礼:29日目(後半12日目)
ポンフェラーダからカカベロス17.3キロ
今日も・・・っていうか、今日こそ少ない距離を歩くので、のんびりと準備して、7人部屋で6番目に部屋を出ました。予約しておいた朝食を済ませ7時45分出発。
朝のお城
ポンフェラーダの街を抜けるのに、川沿いの公園を歩く。気持ちいい。
この矢印杖になってる。
玉入れのカゴではなく、コウノトリの巣です。
山の稜線がキレイ。
2つ目の村で水を汲むおじさん。
教会が開いている。
スタンプもらえました。
初夏の葡萄畑
木立ちの中にカフェ。ソファやハンモックなんかがあり、とても気持ちいい空間。
「コーラください」って言うと、「コーラもイイけど、うちはスムージーがおススメだよ〜」って事でスムージー。
バナナにアップル、チェリー、マンゴーなどが入っていて、すごく美味しい!
お兄さんに「Que rico!(ケ リコ)」メッチャ旨い!って言うと、「ムーチャス グラシアス!」って満足そう。
カフェを後にして進むと、おじさんが採りたてのチェリーを売っていました。
またまた旨い!こんなにたくさんで1€。日本ならいくらするかしら?
飲んだり食べたりしているうちに、
本日のステイ先カカベロスに到着。
ランチにピザ
お宿の前の教会
おじいちゃんがスタンプくれました。
お宿はこちら
このお宿はドミトリーだけれど、シングルベッドです。快適〜。喜んでいたところに、何とお隣がレオンで楽しい夜を過ごした、かずえさんでした。喜び倍増!
たくさんお話ししながら、ディナーをご一緒しました。
キャベツとお芋のスープ
タラのグリル
レオンクリーム
ご馳走さまでした。
カカベロス
「Saint James Way」
20€
山小屋風のお部屋にシングルベッドが4台のドミトリー。寝ごこち最高。男性スタッフがとてもフレンドリー。
サンティアゴ巡礼:28日目(後半11日目)
アセボからポンフェラーダ16.5キロ
ぐっすり眠って気分爽快!7時半に出発します。
何だか楽しげな歌声が聞こえる。
昨夜ディナーをご一緒した、シュツットガルトのハンスと奥さんが歌いながら私を追い越して行きました。
今日はとにかく下ります。
山羊さん。
およそ40分で3.8キロ先の村へ
どんどん下ります。
木立を抜けると
山が真っ黄色に染まっていました。
キレイだなぁ・・・なんて呑気に歩いていたけれど、
あーっ!!トランスポートの封筒にお金入れるの忘れたー!!
ザックをトランスポートするには、業者の封筒に行先を記入してお金を入れてザックに括り付け、朝お宿の指定の場所に置いていきます。
封筒は空、宿からは6キロ近く降りて来ています。次の街からタクシーで宿に戻るしかない。それも、業者が荷物をピックアップする前までに。ヒェ〜!
取り敢えず車道を急いで歩いていると、直ぐにタクシーがやって来た。乗せてもらって宿に戻ると、荷物はまだありました。タクシー代は12€。封筒に5€入れて・・・9時リスタート。
ピッチを上げて歩く。道はさっきと同じだ。
山羊に「お前またきたのか?ダメ〜な奴メ〜」と言われている気がする。
隣の村の教会が開いている。
ちょっとラッキー。
どんどん進もう。
石がゴロゴロして結構な下りを、反対に登ってくる自転車兄さん。何故?凄い・・・。
11時前には今日の中間地点の街モリナセカに着きました。
クロワッサンとジュースで休憩。
モリナセカの街に
スペインと日本の巡礼の記念碑が建っていました。四国八十八ヶ所の事は多くの国の人が知っているけど、日本人でカミーノを知る人はまだ多くはないのかなぁ。
モリナセカの街を出ると、何だか黄色い矢印が少なくて、道が合っているのかちょっと不安。
前後に歩いている人もいない・・・
ありました。
でもやっぱり少ないなぁ。ちょっとキョロキョロしてると、街の人たちが「こっちだよ。真っ直ぐであっているよ。」と教えてくれます。優しい。
そして着きました。ポンフェラーダ。
はぁ〜、今日の予定が短くて良かった。下り坂がおよそ2倍になったけど、頑張れました。6キロプラスだから22キロかな。
今日のアルベルゲ
ノルウエーのお母さんと同じ宿、同じ部屋でした。びっくり!
同じ部屋の女性4人でランドリーをシェアしました。お得。
ポンフェラーダにはお城があります。ロス テンプラリオス城、テンプル騎士団の城塞跡です。
ペリグリーノ割引で4€。
ディナーは
カプレーゼ
アラビアータ
美味しかった〜。
ポンフェラーダ
「Albergue Guiana」
13€ 朝食5€
新しく、清潔で快適なアルベルゲ。
フロントのお姉さんがフレンドリー。
サンティアゴ巡礼:27日目(後半10日目)
ラバナル・デル・カミーノ からアセボ16.5キロ
6時半過ぎに起きて出発の準備。今日は山越えです。ザックはもちろんトランスポート。
アルベルゲでトーストとカフェコンレチェの朝食を済ませ、7時45分スタート。
登りが始まる。
どんどん登る。
1時間半で次の村フォンセバドンに到着。
カフェで休憩。
隣の席に、4日前のハンモックがあるアルベルゲで一緒だったニュージーランドのキャサリンが。
嬉しい再会です。
村を後にして30分ほどで、
山の上のCruz de Ferroという鉄の十字架に。
自宅から小石を運んでここに積み、祈りを捧げる場所。願いが叶うとも言われています。亡くなった家族の写真やアイテムを置き、涙を流しながら祈っている人も。カミーノ の映画にも出てくる、とても有名な場所です。
神聖な場所って感じがして、私は石積みに登るのは遠慮しました。
先に進みます。
30分ほど歩くと
これまた有名なマンハリンのアルベルゲ。山の上に一軒だけあります。
山道には本当にたくさんの花がさいていて、すごく良い香りがします。まぁ、良い香りっていう事は、虫さんもたくさん寄ってきていますが。
遠くの山に残雪。
その後ぐいーんと下って、
今日のゴール、アセボの村に到着です。
今日のお宿は
高原のリゾートホテルっていう感じの宿。
バルコニーからの景色。
大きなプールや広い芝生の庭もあり、設備は新しい。
私のベッド。
二段ベッド4台の8人部屋に4人だけでした。
ディナーはオーストラリアのご夫婦、ドイツのご夫婦、スイスの男性、イタリアの男性とご一緒しました。
ガスパチョ。左のお皿のものをトッピングして頂きます。旨い!
お魚のグリル。
お肉を頼むと凄い量だけど、お魚は丁度いい。
レモンヨーグルト。これ好きだ〜。
アセボ
「La Casa del Peregrino Hostal」
10€ ディナー12€ ランドリー5€
新しくてとてもキレイ。シャワーはボタンを押すと一定の時間お湯が出るが、その時間が少し短め。食事は美味しいし、何よりロケーションが最高です。
サンティアゴ巡礼:26日目(後半9日目)
アストルガからラバナル・デル・カミーノ 20.6キロ
ポサーダのゴージャスな部屋を後にし、7時45分スタート。
おはようカテドラル。
アストルガを抜け歩きます。気温は6度。
15分ほどで
小さな教会が。入口に
信仰は健康の泉・・・語呂はいいんですけど。
歩きましょう。
1時間ほどで次の村。
カフェで朝ごはん。カフェコンレチェとミニサイズのボカディージョ。
先へと進みます。
この辺りから登りになってきました。ここから今日のゴールまで、ずっと緩やかな上り坂が続きます。
また1時間くらいで、
次のサンタ・カタリナ・デ・ソモサの村へ。
バルで後半が始まってすぐに出会った、台湾の女性に再会。彼女は日本語が話せます。
この小さなバルで彼女おススメのレモンジンジャーのハーブティーを
めっちゃ美味い!あぁ久しぶりのハーブティー。
進みます。
バラがキレイ。
また1時間ちょっとで次の村。
バナナとレモンスカッシュでパワーチャージ。
登ります。
やっと到着。
今日のお宿は
こんな感じでベッドが並んでる。
マイスペース。ラッキーな事にまた上段は空いています。
いつものルーティーンをこなして、
カーニャでひと息。
2日前に一緒に歩いたノルウエーのお母さんと再会。ディナーをご一緒することに。
同じくノルウエーのデニスと3人でレストランでペリグリーノメニュー。
野菜のスープ。優しいお味。
サーモングリル。旨い。
あっさりしていて、すごく美味しい!
とても楽しいディナーでした。
ラバナル・デル・カミーノ
「Albergue El Piler」
5€
賑やかな感じのアルベルゲ。シャワーの勢いがあり使いやすい。物干し場がちょっと狭いかな。庭に鳥を飼っていたり、かわいい看板犬がいたり楽しい。