サンティアゴ巡礼:2日目
ロンセスパリェスからズヒリまで。21.9キロ。
今日は7時から朝食だったので、7時半に出発。雨です。レインウェアの上にポンチョを羽織って完全防備。
出発してから直ぐに何となくペースが合う、メキシカンのメラニーと一緒に歩きました。彼女はとてもフレンドリー。スペイン語、英語、フランス語も話していたかな。私の拙い英語に耳を傾けてくれ、登りが苦手な私を励ましてくれて、本当に楽しく歩く事ができました。今日もアップダウンの多い道のりだったけと彼女のおかげで頑張れたよ!メラニーありがとう!
ズヒリ
Rio Arga Ibaia (私営)15€(朝食付き)
橋のたもとのキレイな宿。二段ベットの下でした。バスルームがとても使いやすい。
サンティアゴ巡礼:1日目
今日はサンジャンからロンセスパリェスまで。27.1キロ。ピレネーを越える、初日なのに一番厳しい行程です。
天気は快晴。ちょっと遅めの8時出発。
馬、牛、羊と次から次へとみんなのカミーノ(サンティアゴ巡礼)を応援してくれます。彼らの大量のう○ちとともに。
始めは順調に元気に進んでいたけれど、練習不足が祟ってか次々に脚がつってきました。厳し〜い。
休み休み登って、1.400メートルを超え、450メートル程降る。アァァァ・・・山登り苦手かも。
長い長〜い道のりを何とか乗り切って、ロンセスパリェスに到着!
マジで厳しかった〜!雨でなくて良かったよ〜。神さまありがとうございます。
ロンセスパリェス
12€ このアルベルゲは修道院兼巡礼者のための救護所で、180人が泊まれる巨大な施設。私が割り当てられたベッドは二段ではなくて、快適なものでした。でも、シャワーがちょっとつめたかったな。
サンティアゴ巡礼:出発前日
朝モンパルナス駅からTGVでバイヨンヌへ。TGVのチケットは、レールヨーロッパジャパンのサイトで購入し、Eチケットをプリントしていたので、QRコードの読み取りでそのまま乗車できました(レールヨーロッパジャパンは、日本語で予約購入できて便利だけど、手数料がかかるからちょっと割高です)。バイヨンヌで出発地点となるサン・ジャン・ピエ・ド・ポールまでの切符を買う(10.10€)。この区間は、電車がバスに振り替えられる事が多いときいていたけれど、今日は電車に乗れました。
電車の客はほぼペリグリーノ(巡礼者)です。みんなでゾロゾロと歩き、街の中心へ。巡礼事務所へ向かいます。
担当して頂いたのは優しそうな女性でした。
巡礼手帳を購入(2€)。1つ目のスタンプは担当の方が、私に押させてくれました。これで私もペリグリーノです!この手帳が巡礼者の証しなのです。それと、ペリグリーノの目印である帆立貝。事務所で寄付で貰えました。お店でも2€で買えます。
予約した私営のアルベルゲ(巡礼宿)にチェックイン。今日はゆっくりと休んで、さぁ、明日から出発〜!
《今日の宿》
Gite Manila
27€ 朝食付き
巡礼事務所のすぐ隣。キレイです。
サンティアゴ巡礼:パリ到着
羽田を出発して、シャルル・ド・ゴール空港に到着。空港からはバスでモンパルナスまでむかいます。Le Bus Direct(ル ビュス ディレクト)の4番線リヨン駅経由。モンパルナス駅まで片道18€。所要時間50分との事ですが、朝夕の通勤ラッシュの時間帯だと90分程かかるらしい。・・・はい、90分以上かかりました!
モンパルナス駅まで歩いて5分のホテルに着いたのが20時少し前。という事で、ちょっとつかれちゃいましたぁ。バスで一緒になった20代くらいのフランス留学の彼女に、東京ばななを2つ頂きました。夕飯はこれと紅茶です。有難い!疲れてもう外に出る気になれな〜い・・・初めてのパリなのに。
明日はモンパルナス駅からTGVとバスで出発地点のサン・ジャン・ピエ・ド・ポールへ向かいます。
サンティアゴ巡礼:旅のきっかけ
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を知ったのは6年ほど前の2012年ごろ。もともと旅好き絶景好きで、休日には彼方此方と気ままに旅をしていた。
旅をすれば多くの世界遺産を訪れる。もっと色々な事が知りたいなぁと、世界遺産検定の勉強を始めた。その中で知ったのが「道の世界遺産」。
「紀伊山地の霊場と参詣道」いわゆる熊野古道。そして「サンティアゴデコンポステーラの巡礼路」である(スペイン側の道が1993年に、フランス側の道が1998年に登録されている)。道が世界遺産って・・・気になる。
そんな頃、ある雑誌にサンティアゴ巡礼をテーマにした映画が紹介されていた。
「星の旅人たち」(原題『THE WAY』2010年)である。
AmazonですぐにDVDを購入し観た。・・・いつか絶対に行こう。
・・・そろそろ行こうかな。2年ほど前から少しづつ旅に向けての準備をはじめ、2018年9月旅立ちます。
サンティアゴ巡礼
サンティアゴ・デ・コンポステーラ。エルサレム、ローマと並ぶキリスト教の三大聖地である。聖ヤコブが眠るスペイン北西部のこの地を目指し、遥か1000年も昔から人々は歩き祈りを捧げてきた。
カトリックの聖地への巡礼は現在では、キリスト教徒のみならず、あらゆる人々が信仰心、文化的興味、スポーツの一環、冒険など各々の理由を持って巡礼を行っている(キリスト教って懐広いね)。
巡礼の方法も様々で、徒歩、自転車、レンタカー、馬、バスなどなど・・・。その中でも、「正式な巡礼」と認められるのは徒歩、自転車、馬。
巡礼路はヨーロッパ各地からサンティアゴへと続いており、それぞれに魅力的ないくつものルートが存在する。
その中から今回私は、最もメジャーで人気の高い「フランス人の道」を歩くことにしました。その距離約800キロ。体力に自信もなく、語学力もない私の無謀な巡礼の旅。いったいどうなるのか楽しみです。