サンティアゴ巡礼:39日目(後半22日目)
アルズーアからオ・ペドローゾ20.6キロ
今日も雨です。お宿で朝食を食べて7時50分に出発しました。
アルズーアの朝。道路が濡れています。
どんよりとした空の下、
白馬が、見ている。すっごい見てる。雨の中ご苦労さんって言っているのかしら。
こんな空を見上げてふと思い出しました。
ああ〜っ!!お宿のロッカーの鍵、返し忘れた〜!!ポケットから・・・チャリンと出できました・・・。また、やってしまった・・・。
宿からは3キロ、戻ろかと思ったが、つい先ほどカフェがあったぞ。カフェでタクシーを呼んで返しに行こう。
カフェまで引き返す私とすれ違う多くの人が、「オラ〜!」「ブエンカミーノ !」と挨拶してくれます。皆んな特に何も言わないけれど、本当はわかっている。「あっ、こいつは何かを忘れたぞ。引き返すんだ。ドジな奴だ。」と。私といえば、照れ隠しに必要以上に笑顔で歩いていました。
カフェのお母さんに、「タクシーを呼んでください。アルベルゲの鍵を持ってきてしまったの。」と言うと、「それは良くない方法だよ。宿に電話してあげるから、ここに鍵を置いていきなさい。取りに来てもらうから。」と言ってくれました。
お母さんが女神さまに見えました。本当にありがとう!泣きそう!
このカフェでスーモデナランハ(オレンジジュース)を注文し、ほっと胸をなでおろしていると、
目の前に日本の男性が。千葉のゆたかさん。
少しお話しして、一緒に歩きましょうという事に。
ゆたかさんは元新聞社にお勤め。いろいろな取材やイベントの楽しい話を聞かせてくれました。
しばらくすると、
変わった装飾のカフェが。
全部ビールの瓶です。凄い!
道標は20キロを切ってきました。
オ・ペドローゾに到着。街に入りアルベルゲの場所を探しだすと、雨が強くなってきました。慌てて探し、ゆたかさんとは別の宿へ。
シャワーを済ませ、3時頃ランチに。
めちゃくちゃ雨強くなってる。傘を差して、近くのカフェに行こうと歩いていると、ゆたかさんが。一緒にランチしました。
アヒージョに
クロケッタ。どちらもとても美味しい!
ゆたかさんはカーニャに、ワインとお酒が進む。楽しいランチ。
ディナーも一緒に
優しいスープに、サラダとイカのソテー。美味しかったけれど、写真撮り忘れ〜。
明日はついにゴールのサンティアゴ・デ・コンポステーラ。あぁ、もう終わってしまうのね。
最後の一日、楽しんで歩きましょ。
オ・ペドローゾ
「Albergue Mirador de Pedrouzo」
13€
新しくてとてもきれいな施設。リゾートホテルの様な外観。二段ベッドだけど高さがあり、とても快適。
サンティアゴ巡礼:38日目(後半21日目)
メリデからアルズーア16.4キロ
お宿で朝食をとり、8時に出発。今日は一日中雨の予報。しっかりとポンチョを着て準備は万端。ポンチョといえば割と無地のものが多くて、私のブルーに白のドット柄は珍しいのか、昨日の途中のカフェで「それどこの?写真撮らせて!」と言われました。
20分ほどで教会。
入口で教会のお兄さんが「日本人か?」と聞いてきました。凄い、この人日本人と韓国人の区別がつくみたい。日本語で教会の事や、いろいろな日本の言葉を書いたノートをみせてくれました。各国のノートがあるみたいです。
お兄さんにスタンプをもらって、中へ。
外に出ると晴れ間が見えてきました。
サンティアゴまであと50キロ。
雨の多いガリシア地方はシダ系の植物も多い。
次の街の教会。
スタンプ貰いました。
クレデンシャル は見事にいっぱいになり、この教会のスタンプから2冊目のクレデンシャル 。
右が昨日メリデの教会で2€で購入した2冊目。
青空が広がってきました。
廃屋もきれいに見えます。
今日のゴールのアルズーアまではあとひと息。
アルズーアに到着
お宿のチェックインまで時間があったので、近くのカフェでサンドイッチとオレンジジュースでランチ。
今日のお宿
本日もシングルベッド。
寝心地が違うんだよね。
いつものルーティーンを済ませ、
夕方は
お祈りしている人がとても多かった。
ディナーはピザ。
歩くのももうあと少しだなぁ。
アルズーア
「The Wey Hostel Arzua」
17€
新しめの施設。シャワールームは広く使いやすい。男性スタッフが少し事務的。
サンティアゴ巡礼:37日目(後半20日目)
レステドからメリデ19.6キロ
今日は雨模様。お宿で朝食を済ませ、ポンチョを着てスタートします。
タッタッタ・・・カミーノランです。軽快に走って行きました。凄いなぁ。
1時間かからないで5キロ先のパラス・デ・レイに到着。
おじいちゃんがスタンプ押してくれました。
街を過ぎ、また山道。サリアから学生さんが増えたみたい。学校の校外学習でカミーノ を歩くようですね。引率の先生もいます。
雨具もいろいろ。
レインウェアに、ザックにはザックカバーの人、ザックの上からレインポンチョをすっぽり被る人。ポンチョもしっかりとしたものから、一度使ったら破れるのではと心配になる物まで、中には本当にゴミ袋を被って歩く人もいる。大丈夫なのか?
少し晴れ間が出てきました。
教会が結構開いています。スタンプを押してもらうけれど、巡礼手帳がスタンプでいっぱいになってきました。サリアからは1日2つ以上のスタンプが必要なので、二冊目を発行してもらわないと・・・。
橋を渡り
森を抜けると
今日のゴールのメリデ。
今日のアルベルゲは
ドミトリーだけどシングルベッドが並ぶ部屋。
4人部屋に、アイルランドのPJともう1人女性と3人だけでした。
雨なので、直ぐにシャワーが浴びられるように最低限の着替えだけ持ってきたけれど、荷物が届くのが遅れていました。荷物待ちも兼ねて、近くのカフェに行こうと思ったら、半袖Tシャツでは寒い!すると、オスピタレイラがピンクのフリースを貸してくれました。優しい!
カフェでバーガー。美味しい!
看板犬。とてもなつっこい。
アルベルゲに帰ると、まだ荷物は届いていない。するとオスピタレイラが「どこの業者さん?電話してあげる」と言って聞いてくれました。30分ほどで荷物到着。
ピンクのフリースも返しました。
雨が上がっているうちに
夜、と言っても明るいけれど、
大きな虹がかかっていました。
メリデ
「Albergue Alfonso Ⅱ」
10€ ランドリー3€
とてもきれいで清潔な設備。二段ベッドのつもりだったけれど、シングルベッドの4人部屋にアップグレード?してました。とにかくオスピタレイラのお母さんが良い人!何かと気を使ってくれました。ベストアルベルゲかも!
サンティアゴ巡礼:36日目(後半19日目)
ポルトマリンからレステド20.1キロ
コリアンの皆さんは総じて朝が早い。今朝も5時にはゴソゴソっていうかバタバタと準備して、出掛けて行きました。
私は7時にスタート。
サンティアゴまで91.5キロ。日本との友好記念碑がここにもありました。
今日も多くの人が歩いています。サリアからの人が多くなり見知った顔が少ないですね。
1時間ほど歩いた頃、サリアの入り口で出会った、コリアンのご夫婦のご主人チョイさんと遭遇。一緒に歩きました。初めは英語で話していましたが、チョイさんは日本語が話せました。大学教授の彼は日本に来る事が多くあるそうです。カトリック教徒なので、1000年以上続くこのカミーノを昔の人と同じ様に体感できる事がとても感慨深いと言っていました。
更に1時間歩き、
カフェで休憩。ここでチョイさんの奥さんキムさんも合流。
今度はキムさんと一緒に歩きます。キムさんは日本語は話せないけど、分かり易い英語で話してくれました。小学校の先生で、もうすぐ早期退職するそうです。ちょっと身体を壊したのも退職する理由だそう。早期退職に、身体を壊した事、そして今カミーノ を一緒に歩いている事と、私達とても似ているし不思議な縁だね〜と笑い合っていました。
次のカフェでも一緒に休み、桃を頂きました。
その後もキムさんとは韓国の桃の歌を教えてもらったり、日本の歌を一緒に歌ったりして楽しく歩きました。
今日はずっと曇りで、歩くのには涼しくて良いのだけれど、雨が降りそうな気配。少しするとパラパラとしてきました。皆んないそいそとレインポンチョやジャケットの準備。
チョイさんキムさんはパラス・デ・レイまで行くとの事でお別れし、
その手前のレステドのお宿に到着。
部屋がカミーノ の主な街の名前になっていて、私の部屋はトリアカステーラです。
シャワーにお洗濯を済ませて
これカーニャのサーバーです。なんか可愛い。
ゆっくりとシエスタ(お昼寝)して
ディナーは
スープ
お魚
パイナップルケーキ
どれも美味しいけれど、めっちゃデカイ!お腹はち切れそう。
胃薬飲んで休みます。
レステド
「Hostelia Calixtino」
57€ ディナー15€
新しくてとてもきれいな一軒宿。シャワールームも使い易いし、広めの部屋には小さなテーブルと椅子もある。開放的なパティオが気持ちいい。
サンティアゴ巡礼:35日目(後半18日目)
サリアからポルトマリン22.7キロ
お宿で朝食をとり7時出発。
サリアの朝。
いきなり登り。
100キロ以上歩いてサンティアゴまで行けば巡礼とみなされ、巡礼証明書が発行されます。サリアは114キロ地点なので、ここから歩き始める人がとても多い場所。めっちゃ人が増えている!昨日は前後ずーっと誰もいなかったりしたのにね。
2時間くらい歩いてカフェ。
カフェも混んでる。
ついに残り100キロです。
この橋を渡ると
ポルトマリンです。
階段を登って
坂の街
12時半アルベルゲに。
荷物の到着を少し待ちシャワーを浴びて、2時頃メニューでランチ。
パスタ
ミックスサラダ
食べ過ぎ。
夕方までのんびり過ごし、音楽が聞こえる広場に行くと
演奏する人達と
踊る人達。
楽しく観ていたら、歩いている時に出会った、チリからのご夫婦と再会。
スパニッシュの女性も一緒に楽しいお酒。
明日も頑張ろう!
ポルトマリン
「Porto Santiago」
10€ ランドリー3€
二段ベッドの下段だったけど、ちょっと低いなぁ。何度か頭をぶつけた。シャワーはまあまあ。キッチンもあり使えそうだけど、カップが少ない。
サンティアゴ巡礼:34日目(後半17日目)
トリアカステーラからサリア22キロ
日中の高い気温を考慮して、いつもより早く、6時50分にスタート。
同じアルベルゲだった、世界一周BOY秀平くん、長野のお二人さんと一緒に歩きます。
いきなり分かれ道。山に登るけど短い道と、割とフラットだけど有名な修道院のあるサモスを廻る長い道。
修道院を選びました。
秀平くんに、留学先のフランスの話や、今までに行った国の話を色々と聞きました。世界一周中のカミーノ なので、パソコンなどの不要な荷物はサンティアゴへ送ってあるそうです。
小さな村を2つほど過ぎ、9時になる頃にサモスの修道院が見えてきました。
大きい!
修道院を眺めながらの朝食
これ、クロワッサンです。こんなに大きなの見た事ないよ!
ここで秀平くんより先に出発。ひとりカミーノ です。
すぐ横をキレイな川が流れ、水音が涼しい。
前後ずーっと誰もいません。
2時間くらい独りきりで山?森?の中をお散歩です。地元の人に「ブエン、カミーノ !」って言ってもらうと嬉しいね。
一軒のお宿がありました。とても可愛らしいつくりになっています。
4人のペリグリーノが休憩していました。
ご主人にコーラを頼むと、
コーラと一緒に奥さんがスープとタパスを出してくれました。他の人も食べてる。時間は12時少し前。お昼ご飯です。
ここは、優しいお父さんとお母さんが、ドネーションでおもてなしをしてくれる所でした。有り難いなぁ。2€だけお渡ししてきました。
秀平くんと台湾のラップくんと合流、今日のゴールのサリア近くまで一緒に歩きました。
13時半頃サリア到着。はぁ〜暑かった〜!
今日のお宿はツインの一人使用。
4時過ぎに宿のバルで
カーニャとタパス
組み立てると
ビッグサイズのベーコンチーズレタスバーガー!めっちゃ旨い!
カーニャにバーガーにコーラで6.5€って安いよね。
7時半過ぎに街をぶらぶらしていると、
岩手からのご夫婦と遭遇。
北の道を歩いていたそうですが、奥様が足を痛めたので、サリアまでバスで移動。ここから少しずつゆっくりとサンティアゴに向かうとのこと。
サングリア飲んで、おやすみなさい。
サリア
「Pencion Escalinata」
35€
キレイだし、シャワールームが使いやすい。窓が3箇所あって、風が通り気持ちの良い部屋。
宿のご主人が元気でとても良い人。
サンティアゴ巡礼:33日目(後半16日目)
オ・セプレイロからトリアカステーラ21キロ
夜中に起きる事もなくぐっすりと眠れました。少し咳も治ったみたい。
7時半スタート。
山側の道を進みます。
今日も天気は快晴
途中、日本人男女ペアに会いました。これで4人目。
2つ目の村で朝食
わんこカミーノ 。首輪にホタテ貝つけていました。
登って
下って、
今日も牛のう◯ことの激しい攻防戦が繰り広げられています。油断大敵⁉︎負けるな私!
コーラで休憩
残り150キロ
どんどん山を降ります。
アップダウンの連続
13時近くにカフェで
りんごのケーキ。出来るだけ小さくカットして貰いました。
コーラを飲んだカフェで会った女性と再び遭遇。彼女はハワイ在住のキムさん。
トリアカステーラまで一緒に歩きました。
14時到着。結構かかったなぁ。暑かった。
今日のアルベルゲ
なんと、長野からの日本人女性二人組と、若い日本人男性も一緒の部屋です。長野の二人組はうんと年上なのに、とてもパワフル!男性は世界一周旅行中のカミーノ 。凄い!本日一気に5人の日本人に会いました。
上段が私のベッド。
バルでレモンビール
サングリア。美味し〜い!
トリアカステーラは午後6時で30度。暑いはずです。明日はもう少し早く出発しようかしら。涼しく歩けるうちに。
ディナーは今日出会った、ゆうすけさん、ひろかさんペアと一緒に。
カミーノ 情報のほか、色々な話しをして、楽しいディナー。
野菜のスープ・・・お気に入りで毎日食べている気がする。
メインはサーモグリル。写真撮る前に食べちゃった。
デザートはフルーツポンチ?
3人だったので、ワイン1本ちゃんと飲めましたよ〜。10€
トリアカステーラ
「Albergue Atrio」
10€ ランドリー4€
雰囲気のある建物でいい感じ。シャワーのお湯が少しぬるいけど許容範囲。オスピタレイロがとても良いひと。バンクベッドだけど、ギシギシ音がしないのでとても良い。