サンティアゴ巡礼:14日目
ブルゴスからオルニーロス・デル・カミーノ 20.1キロ
ホテルのカフェでカフェコンレチェとクロワッサンを食べて8時スタート。
脚に若干の違和感を感じつつ歩きます。
ブルゴスの街を出る頃から久しぶりの雨が降ってきました。みんな急いでポンチョを羽織ります。
一つめの街を過ぎると雨は上がりましたが、10.6キロ地点の二つ目の街に到着する頃には脚が痛み出しました。・・・ヤバイです。バルでオレンジジュースを飲みながら、タクシー呼んで貰おうかなぁなんて考えましたが、少し休んだら何とかなりそう。
もう一つ先の街まで頑張れました。
うん、行けそう。街を過ぎるとすぐに小さな教会がありました。
「不思議のメダイの聖母の聖堂」
日本語のリーフレットもありました。中に入ると、2人のおばあさんシスターがいて、お祈りをしてメダイを首にかけてくれました。
表に聖母マリア、裏には十字架とMの文字と、二つのハート、教会のシンボルの12の星。
私はカトリック信者ではありませんが、何だかとてもありがたく、勇気と元気をもらった気がします。
外に出ると・・・日本の方!斉藤ヒロコさん。
小柄でとても優しい感じの人。
一緒に歩きました。久々に日本語が話せるのが嬉しい!
いろいろと話しながら歩いていたおかげで、今日の目的地に到着することが出来ました。ありがとうございます〜。
ヒロコさんが予約していた宿に私も泊まることに。
一緒にランチを食べに行き、
ヒロコさんはサラダ、私はアスパラ
イベリコ豚
メロン。イベリコ豚もアスパラもめっちゃ美味い!
ヒロコさんは一人旅を沢山していらっしゃる旅の先輩。旅の話、本の話、仕事の話といろいろとおしゃべりしました。話し方も優しくて素敵です。
夕食もご一緒させて頂きました。
ハモンセラーノのボカデージョとお豆のスープ。
明日も頑張って歩けますように!
オルニーロス・デル・カミーノ
「DE SOL A SOL」
15€(朝食付き)
二段ベッドの4人部屋、部屋にバスルームがあり、使いやすい。
サンティアゴ巡礼:ブルゴス休息日
今日はゆっくりと起きてホテルのカフェに行きました。すると、ログローニョから一緒に歩いたノルウェーのおじいちゃんが。彼はブルゴスまで歩いて帰国すると言っていたけれど、今日バスでビルバオまで行き、そこから飛行機に乗るとの事。バスまで1時間あるからカフェに寄ったみたい。
私は安定のトルティーヤとオレンジジュース
彼としっかりとハグして別れを惜しみます。
一抹の淋しさを胸に、ブルゴス大聖堂を見学します。ここのカテドラルは有料。チケット売り場で7€と言われたけれど、クレデンシャル(巡礼手帳)を見せると4.5€になりました。ペリグリーノ割り引きです。
とにかく凄いです。見るべき物が多過ぎて大変です。音声ガイドを貸してくれるのですが、日本語はもちろん無いので、英語の物を借りました。聞き取るのと写真に収めるのとで忙しかったなぁ。
今日はお祭りの本番なのかな?カテドラルのサイドに衣装を身につけた人達が集まっていました。
みんなカテドラルの中に入っていき、ミサが行われました。
外には馬に乗った人達。
そろそろお腹が空いてきたので、屋台でナッツを買い、
カフェでランチ
クロケッタ美味しかったけど、食べ過ぎた〜。
見学で少し疲れたので、ホテルに帰って休みました。実はまだ脚が痛い。腫れています。う〜ん明日大丈夫なのか?
夕食は近くのピザ屋さんでテイクアウトして、
明日は腫れがひいていますように。
ブルゴス
「HOTEL GOTICA」
90€(1泊)
スタイリッシュなデザインホテル。カテドラルのすぐ前にあり、バスターミナルも近くて便利
サンティアゴ巡礼:13日目
サン・ホァン・デ・オルテガからブルゴス 26.1キロ
今日は距離があるので、朝6時50分真っ暗な中スタート。1人だとさすがに怖いので、他のペリグリーノと一緒に、ヘッドライトの明かりを頼りに進みます。
1時間ほどで次の街に。
朝ごはんを食べましょう。
カフェコンレチェとクロワッサン。ここのカフェ、とても可愛らしくてきれいなお店。クロワッサンも美味しい。
今日も朝焼けが美しい。
道を進みもうひと山超えます。ゴツゴツした山頂には、
山を下り、
長い長〜い車道沿いを歩きます。
途中でレモネードをドネーションで振舞ってくれた女の子が、「道は2つある。景色のいい長い道と、短いけどつまんない道。」と教えてくれた。短い道につられてそちらを選ぶと、本当につまんない道だった。つまんない道は長く感じるね。
で、やっとの思いでブルゴス到着。
と思いきや、街が大きくて中心部までなかなかたどり着けません。予約したホテルはブルゴス大聖堂のすぐ近く。まだ4キロくらいありました。・・・脚痛い。
多くのペリグリーノ達が、足にマメが出来てサンダルで歩いたり、足の治療に大変みたいだったけれど、私はマメもできず、筋肉痛やちょっと爪が黒くなったぐらいでした。足にワセリンを塗り、五本指ソックスとアクリル素材のソックスの二枚ばきのおかげだと思っています。
が、今日はブルゴスに早く着きたくて、無理して歩いたかも。右足首と右脚前部の筋肉が痛い。騙し騙し歩き大聖堂が近づいて来た頃、何だか凄い人だかりが。
中世の衣装を着た人達がいます。
大聖堂。
中世のお祭りでした。露店も沢山並んでいます。
楽しそうだけれど、脚も痛いしホテルにチェックイン。
ブルゴスには2泊するのでちょっと良いホテルでリラックスします。誰かのイビキ気にしなくていい〜!
とりあえずシャワー浴びて、洗濯して、脚を休めて、6時過ぎにバルに繰り出します。
街は益々すごい人で溢れています。
マヨール広場近くの「パンチョ」という人気のバル。
生ビールと、隣にいたおばあちゃんおすすめのキノコに詰め物したタパス。めっちゃ美味い!他にもイカのフライも食べました。ご馳走さまでした!
明日はブルゴス大聖堂を見学します。
サンティアゴ巡礼:12日目
ベロラドからサン・ホァン・デ・オルテガ 24.2キロ
今朝の朝食は美味しかった。
しっかりと食べて、7時40分スタート。
黄色い矢印が導いてくれます。
今日も朝陽が美しい、良いお天気です。
みんなせっせと歩きます。合言葉は「ブエン カミーノ!」良い旅をって感じですかね。ペリグリーノ同士がすれ違っても、地元の人からもそう声掛けられます。もしくは、「オラ!」と挨拶。みんな笑顔で気持ちいい!
今日もいくつかの小さな街を抜け、
水場でボトルに水を補給しどんどん歩きます。
道端の小さな花に癒され、
松ぼっくりで誰かが作った矢印に従って、山道を歩きます。
山頂のモニュメント。
長い道を進むと、山の中から音楽が
山の中にオアシスがありました。多くのペリグリーノが休憩中。
日の丸もありました。
バナナとオレンジジュースを頂いて私もひと休み。
割と広い山道、自転車ペリグリーノはスイスイと先に進んでいきます。
長い長い山道を抜けて、今日の目的地に着きました。
教会に続いているアルベルゲ。今日の宿です。
6時からミサがあるというので参加してみました。
6カ国語で書かれている本を渡されて、もちろん日本語は無いので、英語のところを参考に。神父さまはスペイン語。本の通りに進められ、カミーノやペリグリーノの話をされ、最後は1人ずつ神父さまの前でパンを貰うもしくは額に十字をきられました。とても貴重な経験でした。
その後夕食。給食の様に並んで配膳され、
トマトスープ、パスタ、ポークソテーにサラダ、フレンチフライ、ヨーグルト。ボリューム満点。
サン・ファン・デ・オルテガ
「Monastery San Juan de Ortega Pilgrims Hostel」
10€ 夕食9€
雰囲気のある建物にしっかりとした二段ベッド。お湯も熱いのが出る。
サンティアゴ巡礼:11日目
グラニョンからベロラド 15.7キロ
今日も元気に7時35分にスタート。
グラニョンを後にすると、大きな看板が
ワインで有名なリオハ州からスペイン最大のカスティーリャ・イ・レオン州に入ったようです。
最初の街のカフェでカフェコンレチェいわゆるカフェオレで小休止。
今日も多くの人々が歩いています。
犬と戯れるボマくん
その後カフェの無い街を2つ通り過ぎて、
11時半頃ベロラドに着きました。
この街何だかとてもアートな街。
カフェでランチ
一緒に歩いていたポールは2つ先の街まで、私は1つ先まで行こうと思っていたけれど、この街がとても良さそうなので、揃ってここに泊まる事に。
ホステルもとてもキレイ。そしてベッドもシングルです!ヤッホー!
シャワーを浴びて街を散策。
こんなペリグリーノもいましたね。
夕食まで時間があるので、バルでカーニャ(生ビール)とタパス
お店を変えて
夕食はパエリアとポークソテー、レモンのアイスクリーム
レモンのアイスクリームめっちゃ美味しかった!
明日はオカの山越え。頑張れ私!!
ベロラド
「Hostel B」
12€ 夕食11.5€ 朝食5.5€
おしゃれな山小屋風でとても快適。鍵付きロッカーあり。おススメ!
サンティアゴ巡礼:10日目
アゾフラからグラニョン 21.9キロ
今日は7時35分出発。10日目にしてやっと、寝袋やトラベルシーツが早く片付けられるようになりました。
暗い中でも道しるべはバッチリ。
夜が明けると
今日も長い道が待っていました。
カフェの無い小さな街を抜け
さらに長い道を歩きます。
サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダの街が見えてきたと思ったら、
羊さんの大群に道を塞がれてしまい
その後無事サント・ドミンゴのカフェに。あ〜お腹がすいた!
このトルティーヤ美味し!オレンジジュースは安定の味!
サント・ドミンゴのカテドラルを見ていたら、日本人3人組が。
3人と別れ、今日の目的地グラニョンを目指します。グラニョンがまた丘の上の街。勘弁してくれ〜!
今日のアルベルゲはドネーション、寄付制の宿です。
ベッドは好きな場所をえらんでねとの事で、私はここ。
夕食は20時から。みんなでいただきます。
お豆のスープ、大きなジャガイモのソテーとサラダ。スープ美味しかった。
グラニョン
「La Casa de las Sonrisas Hostel」
寄付制
シングルベッドが多く割と快適。オスピタレイラが親切
サンティアゴ巡礼:9日目
ナバレッテからアゾフラ 22.3キロ
今朝はとても寒い。街の表示は7.5度。いつもより着込んで7時45分スタート。
こんな路上の矢印もあります。
ナバレッテの次の街までの間でアジア系の女子3人組に遭遇。いつものように「オラ!」と挨拶すると、「おはようございます」・・・日本人〜!
私がサンジャンを出発した23日は不明だけど、彼女たちが出発した25日は、6人の日本人が歩き始めたそうです。
めっちゃ愉快な3人とベントゥーサまで歩きました。道端に生えているアーモンドや、クルミを食べてみたり、パワフルな彼女たち。
ベントゥーサのカフェで私は休憩。彼女たちと別れました。
こんな建物に立ち寄ると、 7日目にビアーナで別れたディアドラと再会!
もう少し先に進んでいると思っていたのでびっくり!彼女は2日前27.8キロ、昨日と今日は少なく歩き、この先のナヘラで泊まると言っていました。私はナヘラのカフェでランチ。
アルベルゲが一緒だったポールと一緒にアゾフラまで歩きました。
公営のアルベルゲだけれど、とてもキレイ。庭に噴水があり、気持ち良さそうに足を浸している人も。でも水めっちゃ冷たい!
私のベッドはここ。
何と今朝会った日本人3人組の1人と同室でした。
実は、昨日の朝帽子を無くしました。何処かで落としたと諦めていたら、同じアルベルゲに泊まっていたご夫婦が覚えていてくれて、届けてもらえるよう手配してくれました。アゾフラで奥さまから手渡された時には思わずハグしてしまいました。本当にありがとうございます〜!
カミーノ仲間って最高です!
アゾフラ
「Albergue Municipai de Azofra」
10€
全てツインルーム仕様。かなり良いです。庭が広いので、お洗濯干すところも広いし、陽当たり良し。